磁器製品の取り扱い

磁器製品の取り扱い

磁器は陶石と呼ばれる原材料からできています。1300度前後の高温で焼成され、吸収性が少なく、扱いやすいうつわです。 

[使い始め]

中性洗剤とやわらかいスポンジ、もしくは食洗機でしっかりと洗ってください。

[汚れがついたときは]

茶渋など使用していうちについてしまうことがあります。磁器であれば、食器用漂白剤につけて汚れを落とし、お湯できれいに洗い流すことができます。
ただし、金彩、銀彩などは色落ちしていまうこともあるので、漂白剤の使用は避けたほうが無難です。

[仕様について]

直火

直火でのご使用はお避け下さい。

オーブン

ご使用いただけます。ただし、冷凍庫内で冷え切った器をすぐにオーブンに入れるなどの急冷急熱は避けてください。

電子レンジ

ご使用いただけます。ただし、金銀彩が施されているものはご利用いただけません。

冷凍庫

ご使用いただけます。ただし、冷凍庫内で冷え切った器をすぐにオーブンに入れるなどの急冷急熱は避けてください。

食器洗浄機

ご使用いただけます。ただし、長い期間をかけて頻繁に洗剤を使用し食洗機にかけると、上絵描き、金銀彩などが色あせてくることがあります。色味や絵柄をながく保ちたい場合は、手洗いをおすすめします。
また、おちょこなどサイズの小さくて軽いものは、水圧により食洗機内で飛ばされて破損の原因となることがありますので、手洗いをおすすめします。

陶器の取り扱い

陶器の取り扱い

陶器は土からつくられているため、吸収性があります。末永くお楽しみいただくために、ご使用前の準備から日々のお手入れまで、詳しくご案内いたします。

1.ご使用前の準備

土が荒く吸収性が高いため、そのまま使うと食べ物のニオイやシミがつくことがあります。使い始めに「目止め(めどめ)」というひと手間を加えることで、シミや匂いがつきにくくなり、より丈夫になります。

目止めの方法

  1. 鍋に陶器が完全に浸るくらいの米のとぎ汁を入れます。米のとぎ汁がない場合は、小麦粉大さじ2〜3杯を水で溶いたものでも代用できます。*鍋の中でうつわ同士がぶつかって破損などしないように、ひとつずつ対応することをおすすめします。
  2. 陶器を鍋に入れ、中火にかけます。沸騰したら弱火にし、15〜20分ほど煮沸します。
  3. 火を止めた後、鍋に入れたまま完全に冷めるまで待ちます。急な温度変化は陶器を傷める原因になります。
  4. 鍋から取り出し、きれいに水洗いした後、自然乾燥させてください。

目止めが難しい場合は、半日くらい水の中に浸し十分に水を染み込ませ、水分を拭き取ってからご使用ください。

高台裏の処理

「高台」とは、うつわの底についた台座部分のことを指します。高台の裏面にざらつきがあるとテーブルを傷つけてしまったり、重ねたときにほかの皿を傷つけてしてしまう原因になります。ざらつきが気になるときは、高台同士を擦り合わせることでざらつきを減らすことができます。また、ざらつきが強い場合はサンドペーパー(細目#280~#400辺りがおすすめ)で擦る方法もおすすめです。

2.日常のお手入れとご使用上の注意

  • お手入れ:ご使用後は、すぐに柔らかいスポンジと中性洗剤で洗い、水気をよく拭き取ってから十分に乾燥させてください。
  • つけ置き洗い:つけ置きはシミやカビ、匂いの原因となるためお控えください。
  • 乾燥:完全に乾いていない状態で戸棚などにしまうと、カビが生えることがあります。風通しの良い場所でしっかり乾燥させてください。
  • 電子レンジ:温め程度の使用は可能ですが、急な温度変化はひび割れの原因となります。長時間のご使用はお控えください。
  • 食洗機:ご使用いただけますが、強い水圧や他の食器との接触による破損にご注意ください
  • オーブン・直火:絶対に使用しないでください。陶器が破損し、大変危険です。
  • 急な温度変化:熱い陶器を冷水につけたり、冷たい陶器を急に温めたりすると、ひび割れや破損につながります。
  • 収納:陶器の裏底は、テーブルや漆器などを傷つける可能性があります。重ねて収納する際は、間に布などを挟むことをお勧めします。

[汚れやニオイが気になってきたら]

  • 食洗機を使用してください。※食洗機の中では食器同士が当たらないよう十分なスペースを空けてください。
  • 食洗機使用後はうつわが完全に乾いていますので、ご使用の前は再度水に浸してください。
  • 久しぶりに使用するなどでニオイが気になる場合には、煮沸も有効です。※煮沸中は食器同士が当たり破損するのを防ぐため、できるだけひとつずつのご対応をおすすめします。  

[仕様について]

直火

直火でのご使用はお避け下さい。

オーブン

ご使用はおすすめしません。

電子レンジ

ご使用いただけます。ただし、金銀彩が施されているものはご利用いただけません。

冷凍庫

ご使用可。ただし、冷凍庫内で冷え切った器をすぐにオーブンに入れるなどの急冷急熱は避けてください。

食器洗浄機

ご使用はおすすめしません。手洗いのあとは、そのまま放置せずに布で水気を取ってから乾かして下さい。 

漆器製品の取り扱い

漆器製品の取り扱い

[使い始め]

漆などのにおいが気になる場合は、箱から出した状態で日光の当たらない風通しの良い場所に置いてください。

[お手入れ]

柔らかいスポンジと中性洗剤で洗って手洗いしてください。

[しまうとき]

長時間しまう際は、直射日光を避けて風通しのよいところに保管してください。

[仕様について]

直火、オーブン、電子レンジ、冷凍庫、食器洗浄機

ご使用はお避け下さい。

木製品の取り扱い

木製品の取り扱い

[使い始め]

においが気になる場合は、箱からだした状態で日光の当たらない風通しの良い場所に置いてください。

[お手入れ]

柔らかいスポンジと中性洗剤で洗ってください。洗ったあとは、柔らかい布で水気を拭き取ることをおすすめします。

[仕様について]

直火、オーブン、電子レンジ、冷凍庫、食器洗浄機

ご使用はお避け下さい。

ガラス製品の取り扱い

[使い始め]

柔らかいスポンジと中性洗剤で洗ってください。

[お手入れ]

柔らかいスポンジと中性洗剤で洗ってください。

[仕様について]

直火、オーブン、電子レンジ、冷凍庫、食器洗浄機

ご使用はお避け下さい。

ガラス製品は急激な温度差で割れることがあります。温まったガラスに冷たいものを入れたり、冷たくなったガラスにお湯を入れたりなどの、急冷急熱は避けて下さい。

[しまうときは]

他のものと積み重ねないでください。破損したり外れなくなる恐れがあります。 

わら製品の取り扱い

[お手入れ]

  • 水で洗うのは避けて、乾いた布で水気を拭き取って下さい。
  • 天然の藁で出来ており、使い始めは小さな繊維が落ちることがあります。
  • 少し焦げの入った箇所が見られることがありますが、これは製造過程で必要なものであり、品質に影響ありません。 
  • 経年変化により色が変わっていきます。熱い鍋やフライパンなどを長時間置くと焦げ跡が残ることがあります。